実家の古い家にアスベストは使われてる?見分け方と解体前にやるべきこと

目次

はじめに|古い実家の解体で「アスベスト」が不安なあなたへ

「相続した実家が古く、そろそろ解体を考えているが、アスベストが使われているか分からない」
「業者に任せていいのか、それとも事前に何か調べる必要があるのか不安」

このような悩みを抱えて検索している方は、決して少なくありません。
特に昭和期に建てられた実家や空き家では、アスベスト(石綿)が建材として使用されている可能性があり、知らずに解体を進めると健康被害・追加費用・法的トラブルにつながる恐れがあります。

この記事では、

  • 実家の古い家にアスベストが使われている可能性
  • 自分でできる見分け方の目安
  • 解体前に必ずやるべき調査と手順
  • 調査・除去にかかる費用相場
  • 知らずに解体した場合のリスク

を、専門知識がなくても分かるように丁寧に解説します。

そもそもアスベストとは?なぜ古い実家で問題になるのか

アスベスト(石綿)とは何か

アスベストとは、天然に産出される繊維状の鉱物で、以下のような特性を持っています。

  • 耐火性が高い
  • 断熱性・防音性に優れる
  • 加工しやすく安価

これらの理由から、1950年代〜1990年代初頭まで、住宅・ビル・工場など幅広い建物で建材として使用されてきました。

なぜ問題視されているのか

アスベストは、空気中に飛散した微細な繊維を吸い込むことで健康被害を引き起こすことが分かっています。

  • 中皮腫
  • 肺がん
  • 石綿肺

など、発症まで数十年かかるケースも多く、現在でも社会問題となっています。

古い実家ほど注意が必要な理由

現代の住宅ではアスベストの使用は禁止されていますが、
古い実家・空き家には「当時は安全だと思われて使われていた」建材がそのまま残っていることがあります。

特に、

  • 建て替え・大規模リフォームをしていない
  • 親世代・祖父母世代が住んでいた家

こうした条件に当てはまる場合、アスベストが使用されている可能性は十分にあります。

実家の古い家にアスベストが使われている可能性が高い築年数

アスベストが使われていた年代の目安

一般的に、以下のように考えると分かりやすいです。

  • 1970年代以前:使用率が非常に高い
  • 1980年代:規制は始まったが一部使用あり
  • 1990年代初頭:代替建材に移行しつつある
  • 2006年以降:原則使用禁止

つまり、築30年以上の実家であれば、アスベストを疑う必要があります。

築年数が分からない実家・空き家の場合

相続した実家では、

  • 建築確認書が見つからない
  • 親も築年数を覚えていない

というケースも多いです。

この場合は
👉 「分からない=アスベスト使用の可能性あり」
と考え、調査前提で行動するのが安全です。

アスベストが使われやすい建材・場所【見分け方の目安】

※ここで紹介するのはあくまで目安です。見た目だけで断定することはできません。

室内で使われやすい建材

  • 天井の吹き付け材
  • 繊維状・ザラザラした天井板
  • 古い石膏ボード
  • クッションフロアの下地

特に、白っぽく綿のような質感のものは注意が必要です。

屋外・構造部分で多い箇所

  • スレート屋根
  • 外壁材(窯業系サイディング)
  • 軒天(屋根裏の天井部分)
  • 倉庫・車庫・物置

母屋だけでなく、敷地内の付属建物にもアスベストが使われていることがあります。

素人判断が危険な理由

アスベストは、

  • 見た目では分からない
  • 壊した瞬間に飛散する

という特徴があります。

「たぶん違うだろう」と触ったり割ったりすると、
その場で健康リスクが発生するため、自己判断は非常に危険です。

アスベストが使われてるか分からない時にやってはいけないこと

自己判断で解体・撤去するリスク

  • 家族や近隣住民への健康被害
  • 作業中断による追加費用
  • 行政指導や工事停止

「早く片付けたい」という気持ちが、結果的に大きな損失につながることがあります。

解体業者に「全部任せる」だけでは不十分な理由

解体業者の中には、

  • 調査を省略して工事を進める
  • 後からアスベストが見つかり追加請求

といったケースも存在します。

事前調査の有無を必ず確認することが重要です。

解体前に必須|アスベスト調査の流れと方法

アスベスト事前調査とは

解体工事前に行う調査で、

  • 設計図・建築年代の確認
  • 現地目視調査
  • 必要に応じた建材採取・分析

を行います。

誰が調査するのか

アスベスト調査は、
有資格者(建築物石綿含有建材調査者など)が行う必要があります。

解体業者が自社で対応する場合もあれば、
専門調査会社に依頼するケースもあります。

空き家・実家のアスベスト調査費用の目安

調査費用の相場

  • 書面・目視調査のみ:3万〜5万円前後
  • サンプリング分析あり:5万〜15万円前後

建物の規模や建材の数によって変動します。

費用が高くなるケース

  • 建材の種類が多い
  • 図面が残っていない
  • 増改築を繰り返している

逆に、情報が揃っている家ほど費用は抑えやすくなります。

アスベストが見つかった場合、解体はどうなる?

除去が必要なケースと不要なケース

  • 飛散性が高い建材:除去・隔離が必須
  • 非飛散性建材:適切な方法で解体可能

すべて即除去が必要というわけではありません。

除去費用の目安

  • 数十万円〜数百万円

解体費より除去費が高くなるケースもあり、
事前に知っておくことで心構えができます。

解体前に知っておくべき法律・義務・罰則

アスベスト事前調査の義務化

現在、一定規模以上の解体工事では
アスベスト事前調査と結果報告が義務化されています。

未調査で解体した場合のリスク

  • 罰則・行政指導
  • 工事停止
  • 費用全額自己負担

「知らなかった」では済まされません。

実家の解体で後悔しないために今すぐやるべき行動

まず確認すべき3ステップ

  1. 築年数・過去の工事履歴を整理
  2. アスベスト調査が可能な業者に相談
  3. 解体業者と情報を共有する

信頼できる相談先の選び方

  • 調査〜解体まで説明が丁寧
  • 見積もりが明確
  • リスクも正直に説明する

まとめ|古い実家の解体は「アスベスト確認」が最優先

  • 古い実家にはアスベストが使われている可能性がある
  • 見た目での判断は危険
  • 解体前の調査が費用・健康・トラブルを防ぐ

「不安なまま解体を進めないこと」
これが、実家の解体で後悔しない最大のポイントです。


実家の解体でアスベストの使用が気になる方へ

「使用の有無を把握していない状態で依頼してもよいのだろうか…」「使用していた場合、調査費や除去費用はいくらだろう?」など気になる点がございましたら以下のページからお問合せください。

使用の有無から除去に至るまで全て当方が行ないますので、全て丸投げしてください。調査が必要であった場合も事前にしっかりと説明したうえで進めていきますので安心してご相談ください。

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