はじめに
「もう何年もエンジンをかけていない」「ボンネットの中はサビだらけ」「タイヤはパンクして草が生えている」——。そんな“放置車”をそのままにしていませんか?
動かない、しかもボロボロの車の処分は、多くの人にとって頭の痛い問題です。
「どうすればいいのか分からない」「お金がかかりそう」「そもそも売れるの?」と悩み、つい先延ばしにしてしまいがちです。
しかし、放置すればするほど、資産価値はゼロに近づき、手続きは面倒に、さらに近隣トラブルや税金の支払いなどのリスクも増える一方です。
そこで本記事では、動かないしボロボロの放置車をスムーズに、手間をかけずに処分するための方法を5つ厳選して紹介します。
専門的な知識がなくても、誰でも安心して実践できる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 放置車両を放置し続けるとどうなる?
「動かないから問題ない」と放置している車、実は見えないところで大きなデメリットを生み出しています。以下に、放置車両のリスクを具体的に見ていきましょう。
● 自動車税・保険料の支払い義務が継続
車は動かしていなくても、登録されている限り毎年自動車税が発生します。また、任意保険の更新も無駄になってしまいます。
「使っていない=支払い不要」ではない点に注意が必要です。
● 資産価値の低下
車は動かさなければどんどん劣化します。バッテリー上がり、エンジンの腐食、タイヤのひび割れ、カビの発生…。
結果的に、中古車としての買取もできず、ただの“粗大ゴミ”扱いになってしまう可能性もあります。
● 近隣トラブル・違法駐車問題
私有地でも「景観が悪い」「臭い」「不審車両と勘違いされる」など、近隣から苦情が入るケースも。
公道に放置していると違法駐車扱いで罰金やレッカー移動の対象になる恐れもあります。
● 処分費用が高くなる
車が完全に腐食したり、車検証やナンバープレートを紛失していたりすると、通常より高額な処分費用が発生することも。
つまり、放置すればするほど“損”なのです。
2. 処分前に知っておきたい「必要な手続き」と注意点
処分をスムーズに進めるためには、いくつかの準備が必要です。以下のチェックポイントを確認しておきましょう。
● 車検証・所有者の確認
まずは車検証の有無と名義人が自分かどうかを確認してください。
・自分名義であれば処分は比較的スムーズ
・他人名義(親族の遺品車など)の場合は相続手続きや委任状が必要になる場合もあります
● ナンバープレートの有無
ナンバープレートがあるかないかで、処分方法と必要書類が変わります。
・ナンバーあり:抹消登録(陸運局での手続き)
・ナンバーなし:一時抹消済か確認 → 必要に応じて「永久抹消登録」
● 自動車税・重量税・自賠責保険の還付チェック
廃車の際には、条件によって自動車税や自賠責保険の残存期間分の還付が受けられます。
「ただ捨てる」のではなく、「資金が戻る可能性がある」ことも覚えておきましょう。
3. 動かないボロボロ車の処分方法5選
ここからは、動かない・古くて価値がなさそうな車でも簡単に・確実に処分できる5つの方法を紹介します。
状況や希望に応じて最適な手段を選びましょう。
① 廃車買取専門業者に依頼(★もっともおすすめ)
✔ 特徴・メリット
- 動かない車でもOK(不動車対応)
- 無料レッカー・書類代行サービスあり
- エンジンや部品に価値があれば数万円の買取になることも
✔ 実際の買取例
- 1999年式の軽自動車 → 動かない状態でも3,000円で買取
- 10年以上放置していたミニバン → 解体用パーツとして15,000円の査定
✔ 向いている人
- とにかく手間をかけたくない
- 少しでもお金になればうれしい
- 書類が揃っている or サポートを希望
② 自治体に相談して処分(トラブル回避向け)
✔ 特徴・メリット
- 違法駐車・私有地への放置車などトラブルの可能性がある場合に有効
- 警察や市役所が関与してくれるケースもあり、安心・確実
✔ 注意点
- 即日処分は難しく、手続きが煩雑なことも
- 完全な“所有者不明車”でないと対応してもらえない自治体もある
✔ 向いている人
- 空き家や相続物件で放置車がある
- ご近所トラブルになりそうな場合
③ ディーラーや中古車販売店での下取り相談
✔ 特徴・メリット
- 新車購入時に「下取り」として処分ができる
- 一部ディーラーでは0円下取りキャンペーンなども実施中
✔ 注意点
- 動かない車は下取り対象外になることも多い
- 処分だけを目的とする場合は適さない
✔ 向いている人
- 車の買い替えを検討中
- 手続きはまとめて済ませたい
④ 解体業者・スクラップ業者に直接依頼
✔ 特徴・メリット
- とにかく早く、確実に車体を処分できる
- 状況によっては無料回収+少額での買取が可能
✔ 注意点
- 一部悪質業者に注意(不法投棄・不正転売など)
- ナンバープレートや書類の処理は自己対応が必要
✔ 向いている人
- 書類やナンバーがなくても処分したい
- 廃車手続きは自分で対応できる
⑤ 自分で陸運局で「永久抹消登録」を行う
✔ 特徴・メリット
- 自分で手続きをする分、コストは最小限
- 法的に完全に車両を抹消できる
✔ 注意点
- 陸運局に何度も出向く必要あり
- 解体証明書の取得・レッカー手配などのハードルが高い
✔ 向いている人
- 費用を1円でも抑えたい
- 手続きに慣れている or 書類が完全に揃っている
4. あなたに合った処分方法の選び方
処分方法は、車の状態や自分の状況によって最適な選択肢が変わります。
状況 | おすすめの処分方法 |
車が動かないが価値はありそう | 廃車買取業者 |
空家の車・相続案件 | 自治体+業者の併用 |
とにかく早く処分したい | 解体業者 or 廃車買取 |
できるだけお金にしたい | 廃車買取 or 中古車店 |
新車と買い替えたい | ディーラー下取り |
5. 放置車の処分にかかる費用とお得になるケース
● 費用相場の目安
- レッカー代:0円(業者負担)~15,000円
- 廃車手続き代行:0円~10,000円
- 解体費用:無料~1万円前後(場所や業者による)
● 実はお得になることも
- 部品に価値があれば“買取額”が上回ることも!
- 自動車税・重量税・自賠責保険の還付金が戻る可能性もあり
6. 放置車を処分した人の体験談
10年以上放置していた軽バンが1万円で売れた!
「書類が見つからなかったのですが、業者さんが無料で再発行してくれました。しかも買取額がついたのは嬉しい誤算でした」(50代男性)
相続で引き継いだ車、処分が不安だったけど…
「親が亡くなって空き家に放置されていた車。名義変更から全て業者が代行してくれて本当に助かりました」(60代女性)
まとめ|放置車は“損”のもと。今すぐ動こう!
放置車は、持っているだけで税金・管理リスク・価値の低下と、何一ついいことはありません。
しかし、動かない車でも適切な業者に依頼すれば「無料」かつ「手間なく」処分が可能です。
あなたの状況にあった方法を選んで、スッキリと車とのお別れを実現しましょう。
「いつかやろう」ではなく、「今すぐ処分」が、一番お得でストレスの少ない選択です!
気になってはいたけれど先延ばしにしていた方へ
「手続きなど難しくて分からない」「買取や費用などを知りたい」という方は以下のページからお問合せください。
放置車両の対応は、1日でも早い方がよいです。お気軽にご相談ください。