【手順付き】汚部屋を最短で片付ける方法|元ゴミ屋敷住人が実践した5ステップ

目次

はじめに|「汚部屋」問題は誰にでも起こり得る

一見きれいに見える部屋でも、気がつけば足の踏み場がなくなる「汚部屋(おべや)」。テレビやSNSで話題になる“ゴミ屋敷”ほどではなくても、「散らかりがひどくて掃除できない」「物が多くて片付ける気力がない」と感じている人は少なくありません。汚部屋とは、日常生活に支障をきたすレベルで散らかってしまった状態の部屋のことを指します。

汚部屋になる原因は人それぞれですが、共通するのは「片付け方法を知らない」ことと、「捨てることへの苦手意識」が挙げられます。

本記事では、元ゴミ屋敷住人だった筆者が、自力で汚部屋を片付けた経験をもとに、誰でも再現できる5つの手順をわかりやすく紹介します。やり方を知れば、汚部屋は必ず片付けられます。この記事を読み終えた頃には、あなたにもきっと“希望”が見えるはずです。

汚部屋を放置するデメリットとは?【今すぐ片付けるべき理由】

汚部屋を放置すると、目に見える問題だけでなく、生活や心身にも深刻な影響を及ぼします。

1. 害虫やカビの発生

汚部屋には、食べ残しやゴミが長期間放置されることが多く、ゴキブリやダニ、ハエなどの害虫が発生します。さらに湿気の多い場所にはカビが繁殖しやすく、呼吸器系への悪影響も。

2. 火災や事故のリスク

床に物が積み上がっていると、つまずいて転倒する危険性が高まります。また、紙類やプラスチックが多くあると、火災が起きた際に一気に燃え広がります。

3. 心理的ストレスと自己否定

「片付けなきゃいけないのにできない」という自己否定が蓄積し、ストレス・うつ状態になることも。特に、一人暮らしや孤独を感じている人ほどその傾向が強まります。

4. 家賃や修繕費で損するケースも

賃貸物件の場合、退去時に「原状回復費用」として高額な請求をされるケースも。汚部屋にしてしまった代償は思ったよりも大きいのです。

片付けに取りかかる前の準備|成功する人がやっている4つのこと

準備①:スケジュールと目標設定

汚部屋を片付けるためには、事前の計画が重要です。「今日中に全部片付ける!」という無理な目標はNG。代わりに「今日は玄関だけ」「1時間だけ」といった現実的な時間・エリア設定をしましょう。

準備②:必要な道具を揃える

片付けを始める前に、以下のような道具を用意しておくとスムーズです。

  • ゴミ袋(可燃・不燃用)
  • 軍手・マスク
  • 雑巾・ウェットティッシュ
  • 段ボール(仕分け用)
  • 収納ケース(後のステップで使用)

準備③:「捨てる基準」を決める

片付けに失敗する最大の原因は「捨てるかどうかで迷うこと」。

  • 1年以上使っていないもの
  • 2つ以上持っているもの
  • 壊れて修理する予定のないもの などは「迷ったら捨てる」を原則にしましょう。

準備④:「一人でやらない」工夫をする

SNSに進捗を投稿したり、友人に手伝ってもらう、あるいは業者に一部依頼するなど、他者を巻き込むことで継続力がアップします。

最短で片付く!元ゴミ屋敷住人が実践した5ステップ

STEP
ゾーニングする

まずは部屋をいくつかのエリア(ゾーン)に分けましょう。

  • 玄関
  • キッチン
  • トイレ・洗面所
  • リビング
  • 寝室

どこから手

STEP
捨てることに集中する

とにかく物を減らさなければ片付けは進みません。最初は「迷ったら捨てる」。具体的には、

  • 賞味期限切れの食品
  • 積み上がったDMやチラシ
  • 使っていない化粧品・日用品
  • 着ていない服や破れた靴下 などが捨てるべき代表格です。
STEP
分別してゴミを捨てる

捨てるべき物が決まったら、次は分別です。

  • 可燃ゴミ
  • 不燃ゴミ
  • 資源ゴミ(ペットボトル、缶、紙類など)
  • 粗大ゴミ(家具、家電など)

自治体のルールに従って、指定日・指定袋を守って出しましょう。市区町村のHPに記載されている分別ガイドを参考にするのがおすすめです。

STEP
収納を再構築する

物が減ってスペースができたら、使いやすいように収納を作り直します。

  • よく使うものは手前に
  • 使用頻度が低いものは上や奥に
  • ラベルを貼って迷わないように

収納グッズは、100均・無印良品・ニトリなどで揃えるとコスパ良く整います。

STEP
維持する仕組みをつくる

最も大事なのが「リバウンドしない」工夫。次の習慣を意識しましょう。

  • 毎日5分、物を元の場所に戻す
  • 1つ買ったら1つ手放す
  • 掃除記録をSNSや日記につける

実際に片付いた人たちのリアルな体験談

ケース①:30代女性・一人暮らし

在宅ワークで生活リズムが乱れ、気づけば足の踏み場がないほどの汚部屋に。SNSで「汚部屋脱出チャレンジ」を始めたことで、徐々にやる気を取り戻し、3週間で片付け完了。

ケース②:60代男性・高齢の親の家

両親が他界し、実家がゴミ屋敷状態。業者に依頼する費用が出せず、自力で2カ月かけて片付け。途中で挫折しかけたが、「ゾーンごとの攻略」で最終的に片付いた。

ケース③:共働き夫婦+子ども

育児と仕事に追われ、いつの間にかゴミ屋敷に。子どもに「お友達呼べない」と言われ、夫婦で週末ごとに片付け。5週間でリセットに成功。

片付けに挫折したときの対処法

やる気が出ないとき

  • タイマーを5分にセットして「ちょい片付け」
  • Before/After写真を記録して成果を見える化

捨てられないとき

  • 「手放すリスト」を作る
  • 寄付やフリマアプリで「誰かに役立つ」と考える

時間がないとき

  • 朝起きてすぐ or 夜寝る前に5分だけやる
  • 1日1エリアルールで進める

それでも無理なら業者に頼もう

汚部屋片付け業者のメリット

  • スピード対応(1日で完了するケースも)
  • ゴミ分別・搬出・掃除まで一括対応
  • 精神的負担の軽減

費用相場

  • 1R〜1K:約3〜7万円
  • 1LDK:約7〜15万円
  • 2LDK以上:約15万円〜30万円以上

業者選びのポイント:

  • 口コミや実績のある業者を選ぶ
  • 追加料金の有無を事前に確認
  • 無料見積もり・女性スタッフ対応もチェック

片付け後のリバウンドを防ぐ習慣と考え方

モノを持たない生活へ

  • サブスク(家電・ファッション)を活用
  • シェアサービス(カーシェア・レンタル)利用

毎月1回の見直し日を設ける

  • 月末に「不要物チェック日」
  • 家族全員で「片付け会議」開催も◎

思考を変える

  • 「今使ってるか?」を常に意識
  • モノよりも“空間の余白”を大切に

まとめ|汚部屋は“手順”を踏めば必ず片付けられる

汚部屋は「片付けられない人」の問題ではありません。 必要なのは、正しいやり方とちょっとしたコツ。完璧を求めず、「今日はこれだけやろう」と小さな一歩から始めることで、確実に進んでいきます。

片付けを通じて得られるのは、キレイな部屋だけでなく、「自己肯定感」「集中力」「時間」「心のゆとり」など、人生の質そのものです。

あなたも今日、まず“玄関の1歩”から踏み出してみませんか?


汚部屋の片づけに困っている人へ

自分で出来ることはご自身で頑張りながら、自分では手に負えない状態であれば私たちのような業者をご利用ください。どのような事でもお問合せください。

見られることが恥ずかしくて業者に頼むことを躊躇われている方もみえます。私たちはそのような状況を多く見てきていますので、驚きや偏見などはございません。多く見てきている分、お客様に寄り添うことができます。

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