【無料で捨てる方法も】タイヤ処分の手順と費用相場をわかりやすく解説

目次

はじめに

使わなくなった古いタイヤが家の倉庫や庭にそのまま放置されていませんか?車を買い替えたり、スタッドレスタイヤとの交換が終わった後、不要になったタイヤの処分に困る方は少なくありません。実は、タイヤは自治体の通常のゴミ収集では処分できないケースが多く、正しい知識がないと違法行為に繋がる可能性すらあります。

本記事では、タイヤ処分の基本から、無料で捨てる方法、かかる費用相場、安全で違法にならない処分方法までを網羅的に解説します。「タイヤ 処分 方法」や「廃タイヤ 引き取り」で検索してきた方が、この記事を読むだけで安心して正しい処分ができるよう、わかりやすくまとめました。

廃タイヤってどうして処分に困るの?

廃タイヤは家庭で出るゴミとは異なり、「産業廃棄物」として扱われることが多いのが特徴です。つまり、自治体の粗大ゴミとして簡単に出すことができないのです。多くの市区町村では「タイヤは処分不可」というルールを設けており、通常の不燃ごみや資源ごみのルートでは回収されません。

また、廃タイヤの処分を誤ると「不法投棄」に該当する可能性もあります。タイヤ1本を山林や空き地に放置しただけでも、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられるケースがあるのです。だからこそ、正しく、そして合法的にタイヤを処分する方法を知っておく必要があります。

タイヤ処分の主な方法5選

自治体の指定回収場所に持ち込む

一部の自治体では、リサイクルセンターや清掃工場でタイヤの処分を受け付けています。ただし、受け入れの有無は地域によって異なるため、事前に市役所や環境センターに確認する必要があります。自治体で処分できる場合は費用が安く、1本あたり200円〜500円程度とされています。

カー用品店(オートバックス・イエローハットなど)を利用

カー用品店では、タイヤ交換時に古いタイヤの処分を代行してくれるサービスが一般的です。さらに、一部の店舗では、タイヤの購入がなくても単独で処分だけを依頼することも可能です。費用は1本あたり250〜550円程度。作業のついでに処分できるので便利です。

タイヤ専門店や整備工場に依頼

タイヤ専門店や自動車整備工場でも、廃タイヤ処分を受け付けているところが多くあります。中には無料で引き取ってくれる業者もありますが、平均的な費用は300〜800円/本が相場です。近隣の店舗に電話で確認してみましょう。

出張回収業者を利用する

車を持っていない、重くて運べないといった方には、出張回収業者を利用するのが便利です。タイヤ4本で2,000〜5,000円程度が相場。中にはタイヤ以外の不用品も一緒に処分してくれる業者もあり、一括処分したい方におすすめです。

リサイクル・買取を活用

タイヤの溝が残っていて状態が良いものは、リサイクルや買取対象になることもあります。メルカリやジモティーなどの個人間取引サイトでは、使えるタイヤが意外と高値で売れることも。買取専門店ではホイール付きだと査定額が上がることもあります。

タイヤ処分にかかる費用相場まとめ

処分方法相場備考
自治体持込200~500円/本予約が必要な場合もある
カー用品店250~550円/本店舗によって差あり
整備工場300~800円/本一部無料の店舗も存在
回収業者2,000~5,000円/4本出張費込み
個人売買無料~収益化自己責任が必要

ホイール付きタイヤは金属部分の処分が必要なため、追加で500~1,000円程度かかることがあります。また、地方によって費用の差があるのも特徴です。関東圏ではやや高め、地方では安価に済むケースが見られます。

【無料で捨てる方法】意外と知られていない裏技3選

無料引き取りキャンペーンを活用

タイヤ購入時に「無料処分キャンペーン」を実施している店舗を探すのが得策です。例えば、タイヤ館やオートバックスでは期間限定で無料引き取りサービスを展開していることがあります。通販でも「処分無料」の特典がつくショップがあるので、事前にチェックしましょう。

ジモティーや掲示板を活用して譲渡

「廃タイヤ無料で差し上げます」とジモティーなどに投稿すると、DIYや農業資材として再利用したい人が引き取りに来てくれることも。条件としては「使える状態であること」が大前提です。トラブル防止のため、事前に劣化状態を明記しましょう。

知人の整備工場に相談してみる

身近に整備工場を経営している知人がいれば、業者向けの処分ルートを利用して無料で処理してくれる可能性があります。ただし、あくまで善意によるものなので、迷惑をかけないように配慮が必要です。

タイヤの種類別 処分時の注意点

  • ホイール付きタイヤ:金属とゴムを分離する必要があり、処分に時間と費用がかかる
  • スタッドレスタイヤ:季節性があるため、タイミングによっては高価買取も可能
  • バイク用タイヤ:サイズが異なるため、取り扱い不可の店舗もある
  • 大型タイヤ・農機用タイヤ:専門業者での処分が必須

いずれのタイヤも、処分前に種類と状態を確認することで、より効率よく処理できます。

ネット・出張回収業者を使うときの注意点

インターネットで検索すると「タイヤ 処分 無料」「タイヤ 回収」などの広告が多く見られますが、中には悪質な業者も存在します。無料と言いながら後から高額請求されたり、実際には処分せず不法投棄される事例も。

信頼できる業者の見分け方:

  • 古物商許可や産業廃棄物収集運搬業の許可があるか
  • 料金体系が明確か(タイヤ1本いくら、出張費いくらなど)
  • クチコミや評判に一貫性があるか(Googleマップ・SNSなど)

処分以外の選択肢「リユース・アップサイクル活用法」

タイヤはその頑丈さから、処分せずに再利用することもできます。たとえば:

  • DIY素材として再利用:花壇・ブランコ・椅子などに活用
  • 災害対策の重り:簡易土嚢の重しとして
  • アート作品に:廃材アートや公共のオブジェに再利用されるケースも

こうした使い方は「処分しない」という選択肢にも繋がり、エコにも貢献します。

違法な処分をするとどうなる?罰則とリスク

繰り返しになりますが、タイヤの不法投棄は重大な犯罪行為です。

  • 罰則:5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(廃棄物処理法違反)
  • 過去の事例:中古タイヤを山に放置→SNSで拡散→会社が信用失墜

「誰にも見られなければいい」では済まされません。安全で合法的な処分を心がけましょう。

処分をプロに任せた人の体験談3選

体験談1:物置に眠っていたスタッドレスタイヤ4本を一括回収

「タイヤ処分業者に出張で来てもらって一気に片付いた。費用は少しかかったが、安心できた」

体験談2:買い替え時に店舗で無料処分キャンペーン利用

「タイヤ交換のタイミングで無料処分サービスを利用。調べておいて正解だった」

体験談3:ジモティーでDIY愛好家に譲渡

「捨てるしかないと思っていたタイヤを、園芸用に使いたいという人が引き取ってくれた。感謝された」

まとめ|安全・確実にタイヤを処分するために

タイヤの処分は「どうせ捨てるだけ」と思いがちですが、実際には処分方法や費用に大きな差があります。知らないと損をするばかりか、違法行為になってしまうリスクも。

この記事で紹介したように、無料で処分できる方法も複数存在します。重要なのは、自分の状況に合ったタイヤ処分方法を選ぶこと。そして、「合法・安全・効率的」を意識して、早めに処理することが後悔しない第一歩です。

あなたのタイヤ処分が、ストレスなく終わることを願っています。


タイヤの処分に困っている方へ

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