名古屋でベッドを処分する方法と費用相場|粗大ごみ・業者・無料回収まで全比較

目次

はじめに

引っ越しや模様替え、買い替えなどで不要になったベッドを処分しようとすると、意外と困ることが多いのではないでしょうか。特に名古屋市内でベッドを処分する場合、自治体の粗大ごみルールや収集日、持ち込み施設の条件、さらには不用品回収業者の料金やサービス内容まで、知っておくべき情報がたくさんあります。

「粗大ごみで出すと安いけど予約が必要」「業者に依頼すると早いけど高い」「無料回収って本当に無料なの?」——こういった疑問は、ベッド処分を考えている人なら必ず通る道です。

さらに、ベッドにはシングル・ダブル・セミダブル、収納付き、電動リクライニングタイプ、木製・スチール製などさまざまな種類があり、それによって処分方法や費用も変わります。

この記事では、名古屋でベッドを処分するための全方法を網羅し、それぞれの費用相場やメリット・デメリット、手順、注意点を徹底的に解説します。粗大ごみ、持ち込み処分、不用品回収業者、引越し業者、買取、無料回収サービスなど、あらゆる方法を比較しているので、あなたの状況に最も合った処分方法がきっと見つかるはずです。

名古屋でベッドを処分する前に知っておくべきこと

名古屋市の粗大ごみ処分ルール概要

名古屋市では、家庭から出る大型家具類(ベッド、マットレス、ソファなど)は「粗大ごみ」として扱われます。粗大ごみは、事前申込制で、収集日や処分手数料が決まっています。
ベッドフレームマットレスは別々に料金が発生するため注意が必要です。

  • 収集方法:電話(052-950-2581)またはインターネット(名古屋市粗大ごみ受付システム)で事前予約
  • 収集日:月1回程度(地区ごとに決定)
  • 料金:品目・サイズによって異なり、おおむね500円~2,500円
  • 支払い方法:粗大ごみ処理券(コンビニやスーパーで購入)を貼り付け

ベッドの種類別に変わる処分の難易度

ベッドの種類によって処分の手間や費用が変わります。

種類特徴処分難易度
木製フレーム頑丈で重い、解体が必要中〜高
スチールベッド軽いがサイズが大きい
収納付きベッド重量が非常に重く解体必須
ロフトベッド高さがあり搬出経路確保が必須
電動ベッドモーター付きで重量大

名古屋市特有のルール

名古屋市は粗大ごみの搬出を原則屋外で行う必要があります。収集員は家の中まで入らないため、ベッドは自分で解体・運び出すことになります。

ベッド処分の6つの方法と詳細解説

ベッドの処分方法は大きく分けて6つあり、費用・手間・スピード・条件が異なります。
自分の状況(予算・時間・人手・地域ルール)に合った方法を選ばないと、余計な出費やトラブルを招く可能性があります。
ここでは、名古屋市での実例や全国的な相場も交えて、それぞれの方法を深堀り解説します。

方法① 自治体の粗大ごみ回収を利用する

概要

  • 名古屋市など多くの自治体が実施している方法で、もっとも一般的。
  • 粗大ごみとして申込→指定日に自宅前に出すだけ。
  • 費用が安く、ルール通りに出せば確実に処分できる。

名古屋市での具体的手順

  1. 名古屋市の「粗大ごみ受付センター」に電話またはインターネットで申し込む
  2. 粗大ごみ処理券(1枚250円〜)を購入
  3. ベッドフレーム・マットレスに処理券を貼付
  4. 指定日の朝8時までに屋外の収集場所に出す

費用相場(名古屋市)

  • ベッドフレーム:250〜500円程度
  • スプリングマットレス:500〜1,000円程度(サイズにより変動)

メリット

  • 安価で確実
  • 自治体ルールに則っているので安心
  • 予約すれば日程が決まる

デメリット

  • 回収日が月1〜2回と少ない
  • 屋外まで自力搬出が必要
  • マンションの場合、共用部での仮置きルール要確認

方法② 引っ越し業者のオプションを利用する

概要

  • 引っ越し時にベッドを処分するなら、業者オプションが効率的。
  • 運搬と処分を一括で依頼できるため、搬出の手間がゼロ。

利用の流れ

  1. 見積もり時に「ベッド処分も希望」と伝える
  2. 処分費用が引越し費用に加算される
  3. 引っ越し当日に搬出〜処分まで完了

費用相場

  • シングルベッド:3,000〜7,000円
  • ダブルベッド:5,000〜10,000円

メリット

  • 自力搬出不要
  • 引っ越し当日にまとめて処理できる
  • スケジュール調整が不要

デメリット

  • 単独処分に比べて割高
  • 業者によっては対応不可
  • 費用明細が不透明な場合あり

方法③ 家具・家電引取業者を利用する

概要

  • 「不用品回収業者」「リサイクル業者」に依頼する方法。
  • 即日対応可能で、自宅まで来て搬出してくれる。

名古屋市での利用例

  • 「一般廃棄物収集運搬業許可」を持つ業者を選ぶ
  • 電話やLINEで写真送信→見積もり→回収日確定
  • その場で現金またはカード払い

費用相場(名古屋市)

  • シングルベッド:4,000〜8,000円
  • ダブルベッド:6,000〜12,000円
  • スプリングマットレス別料金:2,000〜5,000円

メリット

  • 即日〜翌日対応
  • 搬出から運搬まで業者が全て行う
  • 不用品をまとめて処分できる

デメリット

  • 自治体回収より高額
  • 無許可業者に注意
  • 見積もり後の追加請求トラブルも

方法④ リサイクルショップでの買取

概要

  • 状態が良くブランド価値のあるベッドなら、売却可能。
  • 特に「無印良品」「フランスベッド」「シモンズ」などは需要あり。

買取の流れ

  1. 店舗または出張査定を予約
  2. 状態確認・査定
  3. 買取成立→現金受け取り

買取相場

  • 無印良品シングルフレーム(新品同様):3,000〜7,000円
  • シモンズマットレス(良好):5,000〜15,000円

メリット

  • 処分どころか収入になる
  • 環境負荷を減らせる
  • 出張買取で手間なし

デメリット

  • 状態が悪いと買取不可
  • マットレスは衛生面でほぼ不可
  • ブランドやモデルで大きく変動

方法⑤ 自分で持ち込み処分(クリーンセンター)

概要

  • 自治体が運営する清掃工場・クリーンセンターへ、自分でベッドを直接持ち込む方法。
  • 名古屋市では「持込ごみ」として受け入れており、予約不要の場合も多い。
  • 処分費用が非常に安く、即日処分できるのが最大の魅力。

名古屋市での具体的な流れ

  1. 受け入れ可能な施設を確認
    名古屋市の場合、以下の施設が代表的(2025年時点)
    • 港環境事業所
    • 千種環境事業所
    • 天白環境事業所
      ※施設によって受け入れ品目や搬入時間が異なるため、事前確認が必要。
  2. 車両で搬入
    • 軽トラックやワンボックスカーが理想。
    • 普通車の場合は分解して積載することが必要。
  3. 受付で申請書記入&計量
    • 車ごと重量を計測(搬入前・搬入後)し、その差分で料金が決まる。
  4. 指定場所へ荷降ろし
    • 職員の指示に従って、ベッドフレーム・マットレスを搬入。

費用相場(名古屋市例)

  • 10kgあたり200円(税込)
    → シングルベッド一式(フレーム+マットレス)で約1,000〜1,500円程度

メリット

  • 費用が非常に安い(粗大ごみ回収より安く済むことも)
  • 即日処分可能(平日や土曜日に搬入可)
  • 予約不要の場合が多い

デメリット

  • 搬出・運搬をすべて自分で行う必要がある
  • 大型車がないと運びにくい
  • 分解や解体作業が必須のケースが多い

方法⑥ 無料回収イベントを活用

概要

  • 名古屋市や地域団体が開催する無料回収日に出す方法。
  • 家具全般や金属を含むベッドが対象の場合あり。

参加方法

  1. 市広報や公式サイトで日程を確認
  2. 指定場所に搬入
  3. その場で無料引取

メリット

  • 完全無料で処分可能
  • イベントとしての雰囲気があり参加しやすい
  • 家電や他の家具もまとめて処分可能な場合あり

デメリット

  • 開催日が年数回と少ない
  • 会場までの搬入手段が必要
  • 受付終了時間が早い場合あり

名古屋でベッドを処分する費用相場

方法費用目安(シングル)費用目安(ダブル)即日性手間
粗大ごみ収集1,500〜3,000円2,000〜4,000円×
持ち込み処分600〜1,200円800〜1,600円
業者回収5,000〜10,000円8,000〜15,000円
引越し業者3,000〜10,000円5,000〜12,000円
買取0円(プラスも)0円(プラスも)
無料回収0円0円

費用を抑えるには、自分で解体・持ち込み、または買取・譲渡を検討すると良いでしょう。

実例シミュレーション:ベッド処分にかかる費用と手間

ケース1:シングルベッド(木製フレーム+マットレス)

  • 粗大ごみ収集:合計2,000円(フレーム500円+マットレス1,500円)、手間大、即日不可
  • 持ち込み処分:計40kgで800円、解体・車必須
  • 業者依頼:7,000円、即日、手間ゼロ

ケース2:収納付きダブルベッド(引越し同時)

  • 引越し業者回収オプション:8,000円、当日引取
  • 業者単独依頼:12,000円

無料・格安処分のテクニック

ベッドを処分する際、「できるだけお金をかけたくない」「むしろ少しでもお得にしたい」と考える方は多いでしょう。
ここでは、名古屋で使える無料または格安でベッドを処分する方法を、実際の手順や注意点も交えてご紹介します。
ただし「無料だからこそ注意すべきリスク」も存在するため、その点も必ずチェックしてから行動してください。

1. ジモティーや地域掲示板で「0円出品」

方法とメリット

  • ジモティーは、全国の地域別に中古品の譲渡・売買ができる掲示板サービスです。
  • 「0円」または「取りに来てくれる方限定」でベッドを出品すれば、搬出・処分費用が不要になるケースがあります。
  • 名古屋市内の場合、「ベッド 無料」「マットレス 譲ります」で検索すると、同じように処分したい人・欲しい人が多数います。

実際の手順

  1. アカウント作成(無料)
  2. タイトルに「無料 ベッド 名古屋」など地域名+条件を入れる
  3. 写真を複数枚アップ(状態が分かるよう全体・細部)
  4. 商品説明に「使用年数」「傷や汚れの有無」「引き取り可能な日時・場所」を明記
  5. 応募が来たら日時を調整し、受け渡し

注意点

  • 相手がドタキャンする可能性があるため、受け渡し日時は余裕を持って設定。
  • 取りに来てもらう場合は安全のため人目のある場所や共用部で受け渡し。
  • マットレスは衛生面を嫌がる人も多いので、布団クリーナー等で清掃しておくと成立率が上がります。

2. リユースステーションや自治体のリサイクル拠点を活用

方法とメリット

  • 名古屋市では「リサイクルステーション」や民間の「リユースショップ」があり、状態の良い家具は無料で引き取ってくれる場合があります。
  • 例:市内の大型リユースショップ(セカンドストリート、オフハウスなど)は、フレームのみやブランド品ベッドを無料〜格安で引取。

実際の流れ

  1. お近くのリユースショップやリサイクルセンターに電話確認
  2. 「ベッドの種類・メーカー・状態」を写真付きで送付
  3. 引取可の場合は店舗持込か出張引取を依頼

注意点

  • マットレスは衛生面で引き取り不可の店舗が多い。
  • 「無料引取」と言われても状態次第で有料になるケースがあるため、事前見積り必須。

3. ベッドフレームをDIYで再利用

方法とメリット

  • 処分する代わりに、ベッドフレームを解体してDIY素材として活用。
  • 木製フレームなら棚やベンチに、スチールベッドならラックや物干しに再利用可能。
  • 費用ゼロで家具のアップサイクルが可能。

実践例

  • サイドフレームを壁掛け棚に改造
  • スノコ部分を観葉植物の鉢置き台に
  • スチールフレームを工具掛けや倉庫ラックに

注意点

  • 電動工具が必要な場合がある
  • 木部にカビや虫食いがある場合は再利用不可
  • マットレスは再利用が難しいため別途処分が必要

4. 引越しや家具買い替え時の「無料引取キャンペーン」を利用

方法とメリット

  • 家具店やマットレス販売店では「新規購入者限定・無料引取キャンペーン」を定期的に実施。
  • 名古屋市内では、ニトリ・IDC大塚家具・無印良品などで実施例あり。

実際の流れ

  1. 新しいベッドを購入するタイミングで店舗に確認
  2. 無料引取条件(購入金額・搬入条件)を満たすかチェック
  3. 配送日当日に古いベッドを搬出できる状態にしておく

注意点

  • キャンペーン期間外は有料になる
  • 搬出経路やサイズが特殊な場合は追加料金がかかる

5. 知人・SNSでの譲渡

方法とメリット

  • 家族・友人・同僚に声をかけたり、InstagramやFacebookの地域グループで募集。
  • 譲渡後は相手が搬出してくれる場合が多く、手間が最小限。

注意点

  • 状態が悪いものは引き取り手が見つかりにくい
  • 搬出日程が合わないと成立しにくい

処分時の注意とNG行為

ベッドの処分は単純に見えて、実は法律やマナーに関わる重要なルールが多く存在します。
名古屋市を含む自治体では、廃棄物処理法や市条例に基づき処分方法が厳しく定められており、違反すると罰金や刑事罰の対象になることもあります。
ここでは、特に注意すべきポイントと、絶対にやってはいけないNG行為を詳しく解説します。

1. 違法投棄は絶対NG

背景と法律

  • 廃棄物処理法では、公共の場所や他人の土地に不法に物を捨てることを「不法投棄」として禁止しています。
  • 違反すると5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(法人は3億円以下)という非常に重い罰則があります。
  • 名古屋市内でも、公園や河川敷、空き地にベッドやマットレスが放置されている事例があり、市が撤去費用を負担するケースが報告されています。

実際の事例

  • 2024年、愛知県内でマットレスを空き地に置き去りにした人物が書類送検されたニュースもありました。
  • 防犯カメラや目撃証言で発覚することも多く、匿名で捨てても特定される可能性は高いです。

避けるためのポイント

  • 必ず自治体指定の粗大ごみルールを守る
  • 回収業者を利用する場合も「産業廃棄物収集運搬業許可」を確認

2. 無許可の回収業者に依頼しない

リスク

  • 「無料回収」「格安引取」と宣伝している業者の中には、許可を持たない違法業者が存在します。
  • 回収後に不法投棄されると、依頼者にも責任が及ぶ可能性があります。
  • さらに後から高額請求をされる「積み増し料金」トラブルも多発。

見分け方

  • 名古屋市内で合法的に家具を回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要。
  • 車両や名刺、領収書に許可番号が記載されているか確認。
  • 契約前に見積書をもらい、金額や作業範囲を明記してもらう。

3. マットレスの不適切な解体は危険

理由

  • スプリングマットレスは金属コイル・ウレタン・布地など複数素材で構成されており、解体には専用工具や安全知識が必要。
  • 無理に分解すると、コイルの反発で怪我をしたり、ウレタン粉塵を吸い込むリスクがあります。
  • 廃材が飛び散って近隣トラブルになることも。

安全な方法

  • 自治体や業者にそのまま引き取ってもらう
  • DIY解体する場合は、防塵マスク・手袋・ゴーグルを着用し、屋外で作業
  • 廃材は種類別に分別し、自治体ルールに従って処分

4. 搬出経路やサイズを確認せずに作業する

起こりがちなトラブル

  • エレベーターや階段を通らず、途中で作業が中断する
  • 壁や床を傷つけて修繕費を請求される
  • 隣人との通行トラブルや騒音クレーム

事前準備

  • ベッドの長辺・幅・高さを計測
  • 搬出経路(廊下・階段・エレベーター)の幅と高さを測る
  • 搬出時に毛布や養生マットで壁や床を保護

5. 近隣への配慮不足

注意点

  • 大型ベッドの搬出は音や振動が発生するため、早朝や夜間は避ける
  • 搬出作業時はエントランスや通路を一時的に塞ぐ場合があるため、事前に管理人や隣人に一言伝える
  • 特にマンションでは「粗大ごみ置き場」の使用ルールや搬出時間制限がある

6. 名古屋市特有のルールを無視しない

名古屋市の粗大ごみ処理ルール(2025年時点)

  • ベッドフレームやマットレスは粗大ごみ扱い
  • 粗大ごみシール(1枚250円〜)を貼り、指定日に屋外へ
  • スプリング入りマットレスは別料金になる場合あり

重要ポイント

  • 自治体ごとに料金や回収方法が異なるため、他県の情報をそのまま真似しない
  • 名古屋市公式サイトの最新情報を確認してから申込

まとめ

名古屋でベッドを処分する方法は、粗大ごみ・持ち込み・業者依頼・無料回収・買取など様々です。
費用を抑えたいなら粗大ごみや持ち込み、スピード重視なら業者依頼、無料なら譲渡やリユースが最適。


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